峯さんのアトリエ

天窓から自然光が差し込むアトリエ特有の空間に、ブロンズ、石膏、テラコッタの試作や原型を含む彫像が所狭しと並んでいる。
室内のどこかに作家がまだいそうで、制作途中の石膏像には乾かないようビニルがかけられたままだった。
人物や動物の彫刻が大小様々、いろいろな姿勢でくつろいでいる作品たちをしばらく眺めてからスローシャッターで撮影。
2003年7月7日

峯さんの追悼展で遺族の方に挨拶をする機会があったのは、ギャラリーいがらし(豊島区長崎)でのこと。後日ギャラリーに再訪した際に、彼が亡くなったまま数ヶ月が過ぎていたアトリエの整理がその日始まると聞いて、急遽許可をいただき撮影することになった。

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彫刻家・峯孝さんは、戦前の1937年に「さくらが丘パルテノン」(池袋モンパルナス)の住人になって以降、2003年(享年89歳)で亡くなるまでの66年間、この地で創作活動を続けた。


アトリエは整備改装され峯孝作品展示館として公開されたが、2011年の震災を機に休館。
2025年4月に「生誕112年 峯孝展」(日本画廊)開催。